わかめのページ

 みなさんがよく知っている海藻と言えばわかめです。一般には、葉の部分をわかめと呼んでいます。根元から葉の部分への中心部の茎(くき)に当たるものをくきわかめといいます。わかめの根に当たる部分を芽株(めかぶ)といいます。
 わかめの成分 ミネラル・カルシウム・ヨード・鉄分・ビタミン・タンパク質等、健康な体づくりに必要なものを多く含んだアルカリ食品です。海藻が健康によいと言われるのは、コレステロールを分解し、血行をよくすることが最も大きな理由のようです。さらに、わかめには血圧によいとされるカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。低カロリーなためダイエット食品としても適しています。

 商品としての種類

  1. 生わかめ
     海から採取したそのままの物です。あまり日持ちはしませんが海の香りをわかめの味で堪能できます。冬の2月から3月が旬の限定品です。生わかめの調理についてはこちらへ
  2. 素干わかめ(乾燥わかめ)

     海から採取して、乾燥させた状態の物です。生わかめほどではありませんが、香りが残っています。昔からある商品です。乾燥した冷暗所で保存すること(湿気、光に弱い)。
  3. ボイル塩蔵わかめ(湯通し塩蔵わかめ)
     一般に知られているわかめといえばこれに当たります。海から採取した物を湯通しする(90度以上の熱湯で1〜2分)ことによって、褐色から鮮やかな緑色になります。その後、冷やして塩をまぶし、脱水する-塩蔵処理-を行います。茎の部分を抜き取り、水気を切った物です。冷蔵庫で保存すること。
    賞味期限は、家庭の冷蔵庫で2〜3ヶ月、冷凍庫で1年以上、冬は常温でも保存できます。塩が溶けて水分がでるとわかめの色が変わってしまい日持ちしません。
  4. カットわかめ
     主にボイル塩蔵わかめを水洗いし、これを乾燥させたものです。そのまま料理に利用できる手軽さがありますが、風味が損なわれています。
 わかめの保存について わかめは、冬から春にかけて採取されます。保存状況がよければ、1年以上の保存が可能です。(仕入れは年に一度です。)一般的に、素干わかめでは乾燥した冷暗所で3〜6ヶ月、冷蔵庫で6〜9ヶ月、光があたったり湿気たりすると変色してしまいます。ボイル塩蔵わかめでは冷蔵庫で2〜3ヶ月、塩が溶けてしまうと変色してしてしまいます。冷凍庫で1年以上、わかめと塩が分離しますので必要な量だけ出して使います。わかめが茶色に変色すると臭くなりますので食べられません。 おいしくわかめを食べるには 当店自慢の塩わかめを水で戻すには、流水で5分以内とし、まな板の上でしぼるように水気を切り、食べやすいサイズに切ってから、サラダ等はそのままで食べて下さい。また、味噌汁等は火をとめる直前にわかめを入れてあまり煮込まないで下さい。先にわかめをお椀に入れてから汁を注ぐくらいで食べられます。しっかりとした歯ごたえのある触感と鮮やかな緑色と磯の香りが楽しめます。
 わかめを長い時間水の中に入れておきますと水分を吸収して膨張します。水分を多く含んでやわらかくなります。煮込む時間が長くなると緑色から茶色になり、香りもなくなってしまいます。
  
当店の塩わかめは、葉が広く厚みのあり、色つやのあるのが特徴です。
溶けるような柔らかい物をお好みの方は他をあたって下さい。